モミ
Abies firma
マツ科 モミ属
本州~九州:温帯(中間温帯に多い)
モミの葉
(岐阜県美濃市:2004年4月21日)
モミの稚樹
林内の稚樹は、総じて傘型樹形を呈している。この樹形から、何とか生きていられるが、上長成長できるほどの明るさがないことがわかる。
(岐阜県下呂市:2019年7月5日)
モミの稚樹
高さより底辺が長い三角形の樹形から、傘型樹形になるほどには暗くないが、しっかり上に伸びるほどには明るくないという、この個体が置かれた光環境を読み取ることができる。あくまで、モミという樹種にとっての。
(岐阜県下呂市:2018年6月29日)
モミの稚樹
上長成長より、枝の伸長成長(横への伸長)が大きいことがわかる。上長成長量が徐々に低下していることも見て取れる。
林内に生育するモミの稚樹としては、ふつうの姿。これだけ上に伸びただけ、林内としてはましな方。
(岐阜県揖斐川町:2018年8月28日)
モミの稚樹
上長成長が、これまでよりも旺盛になっている。
これは、台風による倒木が発生したことにより、この個体にとっての光環境が改善されたため。
(岐阜県揖斐川町:2018年8月28日)
スギ人工林内のモミの稚樹
スギ人工林を間伐して、その際に林床が撹乱されたことで、モミの実生が大量に発生したと考えられる。もちろん、その母樹があってのこと。
今は、スギのリターが林床を覆っているので、モミの実生が発生することはないだろう。
(岐阜県美濃市:2018年8月30日)
皆伐跡地に生えるモミの若木
開放地では、モミ本来の樹形を呈しながら成長していく。
毎年の成長(シュートの伸長)の経過が、容易に確認できる。
(徳島県上勝町:2020年7月26日)
モミの樹皮
(愛知県豊田市:2021年6月29日)
モミの樹皮
(愛知県豊田市:2021年6月29日)
モミの樹皮
(岐阜県揖斐川町:2018年8月28日)
モミの樹形
(岐阜県美濃市:2018年8月30日)