コナラ
Quercus serrata
ブナ科 コナラ属
北海道~九州:温帯
コナラの葉
(岐阜県美濃市:2021年6月24日)
コナラの葉
(岐阜県関市:2021年6月25日)
コナラの開葉
葉の表面に白っぽい毛が多い。このため、開葉期のコナラは、遠目でも(とくに日が当たっていると)それとわかる。
(岐阜県美濃市:2019年4月22日)
コナラの若葉
もう、白く輝かない。
(岐阜県美濃市:2020年4月28日)
コナラの花
雄花序は、長く、垂れ下がる。
(岐阜県美濃市:2004年4月20日)
コナラの葉と若い果実
(岐阜県岐阜市:2002年6月28日)
当年生実生
コナラの種子は乾燥に弱い。そのため、リターに埋もれると生存しやすくなる。
リターに埋もれても、種子の貯蔵養分を使って10cmほどの上胚軸を一気に伸ばし、その先に本葉を展葉させることができる。
(岐阜県美濃市:2004年5月12日)
当年生実生
コナラの種子は、親から十分な資産をもらっている。
ドングリは子葉にあたり、そこに貯蔵された養分を使って、根と上胚軸を伸ばす。
(岐阜県美濃市:2004年5月12日)
当年生実生の三次伸長
コナラの開葉パターンは一斉開葉型であるが、条件がよければ、1成長期にそれを何度か繰り返すことがある。
苗畑で苗木を育てるときによく見られるが、自然界でも見ることができる。
(滋賀県東近江市:2020年7月28日)
稚樹の二次伸長
林縁部の日当たりのいい場所の、コナラの実生稚樹。
1回目のシュート伸長を終えて形成された頂生側芽が開芽したもの。これがなければ、この芽はそのまま冬芽となっていた。
(岐阜県岐阜市:2002年6月28日)
コナラの稚樹バンク
この林床の光環境は、1)これだけの数の稚樹が生き残っているので、それなりに明るいが、2)それらが勢いよく成長しているわけではないので、さほど明るいともいえない。
(岐阜県岐阜市:2018年4月15日)
当年生実生の集団
コナラの種子は休眠しないので、発芽能力のある種子は翌春に上胚軸を伸ばして展葉する。
ただし閉鎖林冠下の林床では、ほとんどの実生は秋までに死んでしまう。この写真の実生は、二次伸長していない。
(岐阜県美濃市:2017年7月11日)
コナラの樹皮(中径木)
この個体の樹皮は、平滑な部分が多い。
(岐阜県関市:2021年5月28日)
コナラの樹皮(中径木)
この個体の樹皮は、縦方向に深い亀裂が入る。アベマキのようなコルク質ではない。
(岐阜県美濃市:2014年2月4日)
コナラの枝ぶり(大径木)
(岐阜県関市:2021年5月28日)
コナラの後生枝
当年生の後生枝。
(岐阜県美濃市:2004年5月12日)
コナラの後生枝
皆伐跡地で伐り残されたコナラ。
後生枝がたくさん出ている。周りが解放されているので、この後、発達していくであろう。
(岐阜県郡上市:2014年4月28日)
伐根からの萌芽
太めの伐根からの萌芽。これらの萌芽が順調に生育するかどうかは、わからない。
(岐阜県美濃市:2011年4月12日)
春先のコナラ林
開葉直後のコナラは葉の表面に毛が生えている。離れて見ると、その毛が白っぽく光って見えるため、遠くからでもコナラを識別できる。
その時期が、コナラがどこに分布するかを確認するのに適している。
(岐阜県関市:2021年4月5日)
シイタケ原木林
(岐阜県高山市:2008年8月7日)
薪炭林におけるコナラの株
伐採~萌芽を何回も繰り返してきた株。伐採回数が増えていくと、萌芽再生しない株が出てくる。これを「株落ち」という。
(栃木県茂木町:2002年11月8日)
コナラの冠雪害
落葉前にまとまった降雪があると、このような冠雪害が発生することがある。
(岐阜県飛騨市:2002年11月21日)