キハダ

Phellodendron amurense

ミカン科 キハダ属

本州~九州:冷温帯


キハダの葉

対生、奇数羽状複葉、全縁。

(岐阜県恵那市:2009年8月17日)


キハダの葉

(岐阜県高山市:2021年6月18日)


キハダの葉と果実

雌雄異株なので、果実を付けるこの個体は雌株。

(岐阜県高山市:2005年8月27日)


キハダの当年生実生

(岐阜県本巣市:2015年7月4日)


キハダの当年生実生

子葉がついている、発芽したての実生。

(岐阜県飛騨市:2020年7月29日)


キハダの稚樹

(岐阜県飛騨市:2020年7月29日)


キハダの稚樹

(岐阜県高山市:2021年6月18日)


キハダの樹皮(中径木)

コルク層が厚く発達し、弾力がある。

(岐阜県高山市:2017年6月26日)


キハダの樹皮(小径木)

コルク質が発達する過程の樹皮。

樹皮の割れが、まだ、それほど細かくなく、深くもない。

(岐阜県高山市:2005年8月27日)


キハダの樹皮(小径木)

この個体の樹皮は、凹凸が深い。

(岐阜県高山市:2021年5月7日)


キハダの樹皮(小径木)

この個体の樹皮は、凹凸がやさしい。

(岐阜県飛騨市:2021年6月17日)


キハダの樹皮と内樹皮

内樹皮は、鮮やかな黄色。

内樹皮はベルベリンをはじめとするアルカロイドを含んでいる。生薬(オウバク)は、キハダの内樹皮を乾燥させたもの。

(岐阜県高山市:2015年5月22日)


キハダの枝ぶり

(岐阜県飛騨市:2021年6月17日)


キハダの群落

キハダは単木で生育することが多い(キハダが多い場所はよくあるが)。

ここ(湿原の縁)は、キハダが集団で生育してた。

(岐阜県飛騨市:2020年9月8日)


伐採跡地のキハダ

キハダは、冷温帯での森林伐採跡に出現することがある。

日が当たるところでは元気がいいが、被圧されるとすぐに枯れてしまう。

(長野県長野市:2019年8月4日)


キハダの材(縦断面)

(提供:久津輪雅さん)


キハダの材(横断面)

(提供:久津輪雅さん)


キハダの樹皮の販売

道の駅にあったキハダの樹皮。

(岐阜県関市:2018年6月8日)

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