ホオノキ

Magnolia obovata

モクレン科 モクレン属

北海道~九州:温帯

ホオノキの葉

ホオノキの開葉様式は、一斉+順次。一斉開葉では、シュートはほとんど伸長せずに、放射状に葉を展開する。

(岐阜県下呂市:2006年5月26日)


ホオノキの開葉様式

手前の枝は、一斉開葉の後、シュートが伸長(順次開葉)している。葉に日が当たる(=シュートを伸ばせる空間がある)ためか。

奥(写真上部)の枝は、一斉開葉で終わっている。

(岐阜県飛騨市:2021年7月19日)


ホオノキの開葉

冬芽が開芽すると、そこに詰まっていた葉(一斉開葉分の葉)が、輪生状に一気に開葉する。

(岐阜県飛騨市:2022年5月10日)


ホオノキの展葉

一斉開葉とはいえ、芽の外側の葉(下につく葉)から開いていくので、下の葉から展葉を終えていくようだ。

(岐阜県飛騨市:2022年5月10日)


ホオノキの落ち葉

(岐阜県美濃市:2021年6月24日)


ホオノキの蕾

(岐阜県美濃市:2014年5月1日)


ホオノキの花

(岐阜県美濃市:2014年5月1日)


ホオノキの果実

落下した昨年の果実。

(岐阜県高山市:2020年6月19日)


ホオノキの冬芽(頂芽)

大きな頂芽には、最初に一斉開葉する葉が全て準備されている。

(岐阜県高山市:2021年11月15日)


ホオノキの冬芽(頂芽)

2年生の枝の頂芽。前年は一斉開葉後にほんの少しシュートが伸長(順次開葉分)している。

枝が出て(=側芽が開芽し)、短いがシュートを伸ばし、大きな冬芽を作るだけの明るさはあるが、シュートが長く伸長するだけの明るさではないということか。

(岐阜県飛騨市:2021年12月16日)


ホオノキの当年生実生

(岐阜県高山市:2014年8月4日)


ホオノキの当年生実生

直前の冬に伐採されたヒノキ人工林の皆伐跡地(3月にクヌギが植栽された新植地)。埋土種子から発芽したと考えられる。後生稚樹。

(岐阜県美濃加茂市:2022年6月10日)


ホオノキの稚樹

スギ林内の前生稚樹。間伐で明るくなったことで発芽したが、その後は伸長成長していない。

(岐阜県郡上市:2008年5月12日)


ホオノキの稚樹

落葉広葉樹林内の前生稚樹。伸長成長をしていない。

(岐阜県高山市:2020年7月22日)


ホオノキの稚樹

落葉広葉樹林内の前生稚樹。

伸長してサイズが大きくなっても、その後の照度が不足すると枯れ下がり、根元からの萌芽で個体維持をする(再びサイズが小さくなる)。

(岐阜県高山市:2018年7月2日)


ホオノキの稚樹

草本類が優占する伐採跡地。後生稚樹だと思われるが、他に被圧されないと大きな葉を広げ、伸長成長もしている。

(岐阜県高山市:2021年7月20日)


ホオノキの若木

一斉開葉の後、十分に明るい場所では、順次開葉しながらシュートが伸長する。

(岐阜県郡上市:2007年8月27日)


ホオノキの若木

(岐阜県美濃市:2003年6月9日)


ホオノキの樹皮

(岐阜県高山市:2021年4月15日)


ホオノキの樹皮

(岐阜県美濃市:2021年6月2日)


ホオノキの樹形と枝ぶり

(岐阜県高山市:2021年4月15日)


ホオノキの樹形

(岐阜県飛騨市:2021年10月15日)


ホオノキ若木の枝ぶり

林内に生育する若木。枝に勢いがない。

(岐阜県高山市:2021年6月18日)


傾いた幹に発生した後生枝

(岐阜県高山市:2020年8月28日)


湾曲した幹に発生した後生枝

(岐阜県郡上市:2007年5月23日)


伐根からの萌芽

(岐阜県郡上市:2011年7月15日)


ホオノキの材(縦断面)

(提供:久津輪雅さん)


ホオノキの材(横断面)

(提供:久津輪雅さん)

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