アカマツ

Pinus densiflora

マツ科 マツ属

北海道南部~九州:温帯

アカマツの葉

(岐阜県美濃市:2021年4月30日)


貧弱な葉とシュート

この位置での光環境が十分でないことがうかがえる。

(岐阜県美濃市:2021年4月30日)


当年生シュートが伸び始めたアカマツ

(岐阜県高山市:2021年5月7日)


当年生シュートが伸びたアカマツ

シュートはほぼ伸びきったが、葉はまだ展開していない。

この個体は、スギ人工林の皆伐跡地の作業道脇に生育。

(岐阜県郡上市:2020年6月16日)


アカマツの分枝

輪生状に分枝する。

この位置が、前年に伸びたシュートの先端。なので、この分枝位置をたどることで、成長過程をなぞることができる。

(岐阜県高山市:2021年5月7日)


アカマツの当年生実生

皆伐地の重機走行跡に芽生えた実生。

多くの樹種には過酷な環境だが、アカマツはこうした環境に適応できる。鉱物質土壌が裸出しており、競合植生がないので、アカマツにとっては、むしろ好適な環境か。

(岐阜県郡上市:2010年8月31日)


アカマツの稚樹

(岐阜県白川町:2007年11月6日)


アカマツの稚樹

(岐阜県美濃市:2018年1月18日)


アカマツの稚樹

葉がひょろ長く、弱々しい。アカマツにとっては、光が不十分であることが見て取れる。

(岐阜県美濃市:2018年8月30日)


アカマツ林

(長野県飯田市:2006年1月27日)


小尾根に生育するアカマツの根元

この写真のように、下層植生に乏しいことも多い。

(岐阜県飛騨市:2021年6月16日)


アカマツの成木と若木

アカマツを残して皆伐した跡地に生育するアカマツの若木。この成木が母樹であるとは限らないが、母樹があることで更新の機会が増すことは確かだろう。

若木の多くは、作業道脇に生育。

(岐阜県高山市:2021年5月7日)


林道法面のアカマツの稚樹

法面のような裸地環境がアカマツが更新しやすいこと(アカマツの実生稚樹が存在するので)、これらの稚樹がある箇所で法面の表土侵食が抑制されていることがわかる。

(岐阜県高山市:2011年4月29日)


林道法面のアカマツの稚樹

アカマツの稚樹がある部分が崩壊を免れているのか、崩壊が免れたから稚樹が生きていられるのか?

(愛知県豊橋市:2018年10月10日)


湿原に生えるアカマツの稚樹

ミズゴケ群落に生育するアカマツ。過湿であることは大きな違いだが、こちらも法面と同じく貧栄養地。

(愛知県豊橋市:2021年6月29日)


アカマツの幹・葉・球果

(岐阜県郡上市:2014年4月28日)


アカマツの材(縦断面)

(提供:久津輪雅さん)


アカマツの材(横断面)

(提供:久津輪雅さん)

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