森づくりを考えるとき、個々の樹木のことはもちろんのこと、それらが集団で成育するとき何が起こるのかを知ることも重要です。すなわち、森林という樹木の集団のことや、その中での樹木の振る舞いについて知るということです。

森林の生態

森づくりには、森林生態学の知識が不可欠です。

森林生態学には、いくつもの教科書が出版されています。それらを読んで学ぶことも、大事です。それとともに、もしかしたらそれ以上に大事なことは、現場(森林)で樹木や森林を観察することです。

観察しながら考える、考えながら観察する、この繰り返しがとても大事なのです。もちろん、何も考えずに自然に包まれる時間を過ごすことも素敵なことです。このときの感性も大事にしてください。

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様々な森林

様々な森林を訪れ、しっかりと観察しましょう。そして、いろんなことを考えて見てください。

どうして、この森林はここにあるのだろう?

この森林は、どうやってできたのだろう?

この森林は、どうなっていくのだろう?

この森林では、何が起きているのだろう?

などなど。

知識や経験が蓄積すればするほど、同じ森林であっても、見えてくるものが増えてきます。考えながら見る、見て考える。これを繰り返すうちに、あなたの森を見る力は確実にアップしていきます。

自分だけではと言う人は、自分より知識や経験が豊富な人と一緒に森林を訪れるとよいでしょう。

この先のページは、私が実際に訪れた森林について、写真をお見せしながらお話しします。実際の森林で、目の前の情景を見ながら、というわけにはいきませんが、少しでも雰囲気を感じていただけたらと思います。

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